P34 TestCar製作記 |
PROCESS 1
PROCESS 2
TestCarに変更するためにはスポーツカー・ノーズとインダクション・ポッドを自作しなくてはなりません。
加工と複製が容易なレジン・キャストでパーツを製作します。プラバンで大まかな形を作りレジン・キャストで複製をとりました。 左側がスポーツカー・ノーズ、右側がインダクション・ポッドの型で、これらから削りだしてマスター型を作ります。(写真が見ずらくてスミマセン) ボディはモノコックとノーズ間のスジ彫り部でカットします。カットには糸鋸が便利でしょう。 その際、スジ彫りよりノーズ側をカットしてヤスリで形を整えます。糸鋸の刃幅でモノコック側を傷つけないようにするための配慮です。 |
ノーズはこんな感じ。 NACAダクトとオイルクーラーのアウトレットの加工はまだですけど・・ インダクション・ポッドはエンジンが仕上がった後、バランスを見ながら製作です。 ボディにスジ彫りが足らないので追加しておきましょ。 コクピット・カウルとモノコックの分割部分とサイド・カウルとモノコックの分割部分です。スジ彫りの追加にはカッターで先にアタリを付けてから行うと真っ直ぐなスジ彫りが可能になります。 何度もなぞるように深さを取っていきます。 コクピット・カウルとモノコックの分割部分は逆エッジのため塗装の際、埋まる可能性があるので幅と深さを少し多めに取りましょう。 |
PROCESS 3
パテ盛りしては削っての繰り返しで、ノーズの原型の完成!! 自分では上出来と思っていますが、如何ですか?? 目止めの為にサーフェーサーを吹きました。 これからシリコン型を作って複製します。 |
標準型のノーズと比較の図 なんでTestCarノーズを標準型にしなかったんだろう? 個人的にはTestCarノーズにそそられてしまうのだけど・・ (やっぱ、俺ってヘンなのかな?) |
PROCESS 4
シートパーツ複製の段階図 左からキット状態(背もたれ部にハンダで肉盛りしてあります)、修正後のキットシート(原型)、複製シート、オリジナルシートパーツの完成 |
ボディ部の仮組みです。 |
ボディの追加修正はヘッドレストの形状修正、給油口の追加です。
PROCESS 5
マスター(原型)を元に複製を取りました。 キャストの流し込みの際に空気溜りが出来ないような向きを選んでシリコン型を取ります。下側からキャストを注入出来るように湯口を作ると 空気溜りが出来にくくなります。 また、シリコン型の最上部と空気溜りが予測できる所には逃げ口を取っておきます。 |
PROCESS 6
さて、小物パーツの製作です。ポイントとなるパーツを選んでディティールアップを施します。 今回P34で手始めに選んだのは、コクピット背後にあるオイルタンクです。キットパーツではリアのバルクヘッドと一体でインパクトに欠けますし、大きさもイマイチでしたので洋白板にて自作しました。 (このパーツ変更に伴いモノコック後部の燃料タンクの製作も必要となってしまいました・・・(T_T)。) |
キットパーツの修正で一番手を焼いたのがコレ。パーティングラインでずれて鋳造されてんだもの。(画像では分りにくいですね。残念・・)
幸いにもパテは使わずに削りで修正できたけど、まいった。小さいし、数は1台4個もあるし・・・(6輪だから当たり前ですね。)しかも後で'77仕様のキットあたりからフロントホイールも挽き物になったって聞いて、マジ泣けたです。 タイヤはフジヤ製に変更しました。オシャレは足元からってね。 |
フォードDFVエンジンの組み立て途中画像です。 エンジンの塗装は質感を重視します。サスロッド類は線材、真鍮パイプで製作です。マフラーもパイプ材に置き換えています。 キットではダンパーはメタルパーツなのでタメオの別パーツを加工しています。 これから、スタビライザとミッションエンド部の製作します。 |
PROCESS 7
塗装後のボディ、エンジン、その他のパーツの最終仮組みです。(接着剤は使用してないので仮置きですね。) |
下の3枚の画像は作りこんだフロント部分です。今回のモデルはプロポーションですからカウルを被せてしまうので、この程度の作り込みならば隙間から覗くディティールアップ
として大丈夫かと思います。詳細は、ロールオーバーバー、スタビライザー、ステアリングシャフトは洋白線、ペダルは洋白板、モノコックパネルはアルミ板(コレが無いとロワサスアームのエッチングが丸見え)、
メーター部は真鍮材やアルミパイプで製作、サスアームはアッパー側のタイロッド接合部はエッチングパーツを元に立体的に直してます。
また、サスダンパーはメタル製(涙;しかもコイルと一体)なのでアルミ材から製作しました。ブレーキダクトも変更しています。(だって、キットではメタルの棒なんだもん) さて、次回はやっと完成形の紹介となります。 |
PROCESS 8